私たちに恵みを与えてくれる、地球・太陽・空気・土・水・鉱物・動物・植物・微生物等々、なぜこんなにも生きる為に必要なものが当たり前のようにそろっているのか?、この宇宙の中の奇跡としか言いようがありません。
近年、これらのすばらしい恩恵に甘えられない事態になってきています。温暖化や異常気象・資源の枯渇・森林破壊・大気汚染・水質や土質汚染等の問題は深刻です。電気産業や自動車産業はこれらの問題にかなり前進してきていると感じます。我々の属する建設産業は厳しい状況で、公共事業の減少や民間需要の冷え込みで、倒産や縮小・リストラ等のニュースが多く、とても新規開発研究費や新しい事業展開に前向きにはなれない場合もあるようです。
しかし、建設業やコンクリート製造業はいままで生活基盤を支え、利便性のある都市や道路を整備し、安全や災害対策に寄与してきました。これからもそれは変わらず、住宅を作れば必ず雨水排水の為の側溝も道路も塀も住宅基礎も必要になります。コンクリート(主材料=石・砂・水・セメント)という材質は、切ったり削ることなく自由な形状に固めることのできるものとしてこの世で最も安価な材料です。この材料を木や鉄、プラスチックにした場合、大変なコストとなるだけでなく資源を大量に消費します。さらに木やプラスチックでは重量と強度の問題もあります。このコンクリートという素晴らしい材質を有効に活用して、従来の製品を改善したり、環境に優しい製品を生み出して普及していくことは、この業界に携わる企業としての責務だと思います。
もちろん私たちトウブだけで出来ることは、限られてしまうかもしれません。同じ目標を持った皆様の協力を心よりお待ちしています。 企画開発についてはこちら
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